ファイル管理+生成AIナレッジ検索システム
Autor: インサイトシステム株式会社
Retrieval Augmented Generation(RAG) パターンを使用して、独自のデータに対してChatGPT のような体験を作成するためのいくつか のアプローチを示しています
AIは大量のデータを扱うため、これらの情報の保護と管理を効率的に行い、自社専用のAIを容易に構築できる機能は、高齢社員の豊富な経験や技術をAIによってマニュアル化し、若手社員の教育に活用することで、ノウハウの組に対応できます。
「ファイル管理+生成AIナレッジ検索システム」では、Retrieval Augmented Generation(RAG) パターンを使用して、独自のデータに対してChatGPT のような体験を作成するためのいくつかのアプローチを示しています。ChatGPT モデル(gpt-35-turbo)にアクセスするために Azure OpenAI Service を使用し、データのインデックス作成と検索に Azure AI Search を使用しています。
リアルタイムのドキュメント検索と知識抽出
社内ドキュメントや取扱商品の関連資料は膨大な量になることが多く、全てを個人が把握するのは困難です。そこで、それらのドキュメントをモデルに学習させることで、必要な情報をリアルタイムにAIに問い合わせられるようになります。RAGを使えば、AIがドキュメントの内容を深く理解し、質問の文脈に合わせて適切な情報を抽出、提示してくれます。これにより、社内の情報アクセシビリティが大幅に向上し、ナレッジ共有と業務効率化が進むでしょう。
ChatGPTを活用した社内文書検索のメリット
自然な言語での検索体験
ChatGPTを用いることで、社内文書の検索が自然な言語で行えます。従来のキーワード検索では、正確なキーワードを把握しなければ適切な結果を得ることが難しかったが、ChatGPTはユーザーの質問に対して自然な言葉で回答を返すため、文書の内容をより的確に検索できます。
複雑なクエリの解釈
ChatGPTは複雑なクエリや複数の条件を解釈する能力に優れています。これにより、ユーザーはより詳細な情報を必要とする場合でも、わかりやすい形で文書を検索できます。特定の文書を絞り込むための条件や、関連する文書の取得など、幅広い要件に応えることが可能です。
情報共有と効率化
ChatGPTを活用した社内文書検索は、情報共有と効率化を促進します。従業員は簡単な質問や要件に対してChatGPTを利用し、必要な情報を迅速に取得できるため、業務のスピードと正確性が向上します。また、従業員間の知識共有や情報伝達もスムーズになります。
大量の文書へのアクセス
企業内に蓄積される大量の文書には、非常に貴重な情報が詰まっています。ChatGPTを利用することで、膨大な文書の中から迅速に目的の情報を探し出すことができます。これにより、社内の情報活用が飛躍的に向上し、新たな知見やビジネスのアイデアを生み出すことが期待されます。
※Retrieval-Augmented Generation は、外部ソースから取得した情報を用いて、生成 AI モデルの精度と信頼性を向上させるテクノロジです。
特徴
- チャットと Q&A インターフェース
- 引用、ソースコンテンツの追跡など、ユーザが回答の信頼性を評価するための様々な選択肢を検討する。
- ファイル管理、プロンプト作成、モデル(ChatGPT)と Retriever(Azure AI Search) 間の連携のための可能なアプローチを示すことができる。
- UX で直接設定することで、動作の調整やオプションの実験が可能です。
- オプション: Application Insights によるパフォーマンストレースとモニタリング
ファイル管理システム
WEBプラウザと連携し、文書ファイルに対して容易にファイル管理を行うことができます、登録された文書はPDFに変換されAzure AI Searchでインデックス化されます。
・チェックイン
ローカルから文書ファイルをサーバーにアップロード登録済みの場合旧レビジョンを作成する
・チェックアウト
サーバーにある文書ファイルをクライアントへダウンロード
・検査/承認
作成中の文書を検査中検査OKの場合完成にする
・完成
作成中の文書を完成にする
・改定
旧バージョンを作成し状態を作成中に変更する
生成AIナレッジ検索システム
独自のデータに対してChatGPT のような体験を作成するためのいくつかのアプローチを示しています。ChatGPT モデル(gpt-35-turbo)にアクセスするために Azure OpenAI Service を使用し、データのインデックス作成と検索に Azure AI Search を使用しています。
〇チャット機能
実際に生成した検索ワードや送信したプロンプト、コンテキストを確認するには、電球のボタンをクリックします。
そうすると「推論プロセス」タブにバックグラウンドでの検索処理の流れが表示されます。
Azure AI Searchでの検索結果を確認する場合は、クリップボードボタンをクリックするか、「検索コンテンツ」タブをクリックすると上位3件分が表示されます。
回答の生成に使用した出典ファイルのプレビューを確認するには、ファイルのリンクをクリックするとPDFファイルのプレビューが表示されます。